建築学科入りたての人・高校生・中学生・建築学科を目指す人向けの記事です
建築関連の大学・専門学校に合格・入学したけれど、授業が始まるまで長い春休みがある方も多いと思います。合格した嬉しさのあまり、春休みのほとんどを遊び倒してしまう・・
それも青春かもしれませんが、将来、素晴らしい建築士になるために、せっかくの春休みを有効活用しましょう!これから始まる授業の対策をしておけば、今後の大学生活・建築勉強生活がかなりラクになりますよ!!
入学おめでとう!春休みを有効活用しよう!
まず最初に、皆さまご入学おめでとうございます!!これから始まる建築ライフの最初の一歩を踏み出しましたね!大学・専門学校を出た後、建築関連の職業に就いて、実務経験をこなして、一級・二級建築士の資格を取って、独立して設計事務所を開業して・・・・これからの人生は楽しいことがいっぱいです!
が、辛いことも沢山あります・・・
例えば、製図を綺麗に仕上げるようになるまで、何枚も何十枚も練習したり(ただ線を引けば良いというものではないのです)、エスキスが上手くいかなくて、発表日間近になって何日も徹夜する羽目になったり、4年目に至っては卒業制作・卒業論文・大学院試対策(大学・研究室によります)を同時並行しなければいけなかったりと、もう大変大変。
「ええ・・そんなに辛いの?」
そうです。建築を学ぶということは辛いのです・・・
でも、安心してください。数をこなしていくうちに慣れていきますし、効率を上げるための道具や方法もありますので、それらを上手く使いこなして、しっかりとしたスケジュール管理を立てられれば、問題なく卒業できるでしょう。
特に出だしが肝心です。1年目最初の学期は製図やプレゼンボード、模型の作り方を習うことになりますが、春休みの内に先取りして良い成績を取りつつ、楽々な大学生活を送りましょう!
1.製図用品・模型用品を揃えよう
まず最初にするべきことは製図用品・模型用品を揃えることです。
何を揃えたら良いのか全くわからない!という方に記事を作りました。それぞれご覧ください↓
製図用品一式を揃えよう!これさえあれば間違いなし、現役学生おススメの製図用品
①製図用品編です!筆者が実際に購入したものをまとめてみました。また最初は必要ないかもしれないけれど、後々あると便利なものも紹介しています。画像からどうぞ↓
模型用品一式を揃えよう!これさえあれば間違いなし、現役学生おススメの模型用品
それぞれの記事を参考にしていただければ幸いです。
2.教科書・参考書を購入して読んでおこう
製図用品を揃えたところで、図面の書き方がわからなければ意味がありませんね・・。図面の書き方の参考となるおすすめの本を紹介します。
製図のルール・描き方がわかる!参考書を手に入れよう
製図の参考書はこれだ!!現役学生おすすめの参考書一覧~③参考書編へ進む~
一生役に立つ!建築士のバイブルを手に入れよう
建築士のバイブルって?一生役に立つかもしれない、コンパクト建築設計資料集成を早めに手に入れよう~④建築士のバイブル編へ進む~
教科書を揃えよう
参考書を一通り揃えたら、教科書を購入しましょう。教科書は大学によって異なるので授業が始まってから購入するのがおすすめです。
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基本的には改訂によって内容が異なる可能性があるので、大学の生協で最新版を購入するのがおすすめですが、大学近くの古本屋で、先輩が売ったであろう中古の教科書を、新品より安く入手するという手もあります。
授業が終われば使わないことが多いので、教科書類は安く入手して、学期が終わった後すぐに売り払って、模型用品の購入代の足しにするのがおすすめです。
直接先輩から入手しておくのも手です。ですが、期末テスト対策でマーカー等がすでに引かれていて勉強がしづらいこともあるので、真っ新な方が良い方は新品を入手することを推奨します。
3.製図台(ドラフター・平行定規)を購入しよう
感染症対策の影響でオンライン授業になる可能性があります。
本来ならば、大学に個人の製図用のスペースがあり、学校に残って図面を描き上げるのが普通でした。しかし、オンライン授業になると、大学・専門学校で製図をさせてくれず、自宅で製図をしなければいけないことがあります。
平らな板とT定規があれば家でも作図できるのですが、A2サイズ(420×594mm)の平行定規を買うことをおすすめします。なぜなら、圧倒的に平行定規を買うメリットが大きいからです。
平行定規(ドラフター・製図版)を買うメリット
1.1級建築士試験・2級建築士試験の製図の試験に必要で、いずれにしろ買う必要があるから
2.T定規よりも圧倒的に早く・正確に描けるから
こんな感じです。それぞれ詳しくみていきましょう。
1.1級建築士試験・2級建築士試験の製図の試験に必要で、いずれにしろ買う必要があるから
1級建築士・2級建築士試験は学科と製図の2つからなります。前者は、他の国家試験と同じように、選択式の問題が出題されます。一方後者は、試験会場で制限時間内に製図をしなければいけません。
この際、フリーハンドでも受かる人もいる・・らしいですが、平行定規を持ち込む人がほとんどです。時間内に早く・正確に製図するには平行定規が必要なのです。
2.T定規よりも圧倒的に早く・正確に描けるから
恐らく、上述の「製図用品を揃えよう」の記事を読んだ方ならわかると思いますが、T定規とは、物凄く長いハンマーの形状をした木の板です。(これで攻撃されたら痛そうです)
大学・専門学校ではこのT定規を使って製図するのですが、家の中では大きすぎてちょっと使いづらい・・それもそのはず、105cmの長さがありますからね!!しかも、片側だけを引掛けて使うので、線がズレてしまうこともたまに・・・
平行定規なら、両側がレールで固定されており、ズレる心配も無く、圧倒的に楽で早いです。更に、磁石式の平行定規なら、図面の紙を磁石でピタッと貼り付けられるので、貼り換えも楽々!!おすすめです。
現役学生がおススメする平行定規はこれだ!(A2の磁石式がアツい!)
平行定規には様々な種類がありますが、大学生が買うならばA2の磁石式がおススメです。私も愛用しております!平行定規の比較記事・レビュー記事を参考にどうぞ!↓
買うならA2の磁石式?現役学生が薦める平行定規はコレだ!~⑤平行定規編へ進む
4.パソコンを購入しよう
パソコンを購入しましょう。新型コロナウイルスの流行でリモート授業を受けるためにはパソコンが必須ですが、建築学科では、プレゼンボードの製作ソフト・CAD・BIMを取り扱う必要があるため、オンライン授業でなくてもパソコンは必須です。
授業を受けるだけならば、大学生協で売ってるノートPCで十分ですが、CADのレンダリングといった重い作業を扱うには不十分です。(大学生協のPCはスペックが足りない!と先生も怒っておりました・・)
建築学科初心者向けのパソコン選びの記事を作りましたので、そちらを参考にどうぞ↓
パソコン初心者でも大丈夫!建築学生向けパソコンを購入しよう
記事5(【1年生必見】建築学生はどんなスペックのパソコンを買えばいいの?値段・用途別で選ぼう)
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5.早速練習してみよう
平行定規が届いたら、早速練習してみましょう!参考書とYOUTUBEの2つを参考にして描いてみましょう。図面には沢山のルールがあり、毎回製図するたびにいちいち参考書を開いて・・なんて非効率です。何度も描いて体で覚えちゃいましょう!
(図面の描き方の記事も今後執筆予定です。またおススメのYOUTUBE動画の紹介記事も執筆予定ですが、完成まで少々お待ちを・・)
期末試験や建築士試験では図面のルールは暗記していて当然です。そんなに難しいものではありませんが、線の使い分けといった部分は、手の力の入れ方をそれぞれ変えて描きます。これが1年生にとって最初の関門かもしれません。練習は早いうちから始めておいた方が圧倒的に有利です。頑張りましょう!
最後に
お疲れさまでした。ここまで長かったですね・・・ですが、他の人たちは授業が始まってからこの壁を乗り越えるのです・・そっちのほうがよっぽど大変だと思います。早めに進めることができたあなたは、全国のライバルたちよりも一歩先にリードしているはずです!
お読みいただき誠にありがとうございました。このブログでは、建築学生向けの記事を発信しております。時間・お金・労力をもっと節約して効率化したい!もっとクオリティを上げたい!やる気を出したい!といった要望に応える記事を執筆していきますので、他の記事も是非ご覧くださいませ。
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